言葉にできない

実は小田和正も好き

next to normalについて①n2nとわたし

 

 

 

 

 




 

 

1つの記事でn2nへの思いとn2nの考察書こうと思ったけど長すぎて挫折したので分けることにしました。ちょっとあまりにもn2nことnext to normalというミュージカルが好きすぎるので、わたしがn2nを好きになった経緯と、過ごした年月について語らせてください。

ちなにまだn2nを見ていない人は、絶ッッッッ対にネタバレを読まないでね‼️わたしは記憶を消してもう一度観たいほどだよ‼️フラットな状態で見たn2nを大切にしてね‼️この記事はあまりネタバレはありませんが気をつけてください(何を?)。

 

 

 

 

 

 

①n2nとわたし

わたしが最初にこの作品に出会ったのは初演の2013年だった。その時はまだミュオタの「ミ」の字もないようなただのジャニオタで、たしかえび新規ハイの真っ只中だった気がする。母が知人から誘われたミュージカルにわたしを誘ってくれた。そういうことはよくあったけど、前述の通りミュージカルオタクではなかったので、作品というより「テレビに出てる人を生で見たい!」というミーハー心でよく観に行ってた。n2nも例外なくそれだ。色んなドラマに出てる村川絵梨ちゃんと、当時マックのCMに出てて「この人カッコいい🥰」と思っていた(今や大スターの)松下洸平が出てたから、行ってみるか〜の気持ちで観に行った。

何度も言うけどその頃はミュオタではないわたしだが、観終わって「凄い作品に出会ったな」と強烈に思ったのを覚えている。それは曲がわたし好みであったのと、M7(Prelude含めるとM8?)で受けた圧倒的衝撃、そして何より作品が扱うテーマとストーリーの終結のし方が、薄っぺらい言葉でいうと「斬新」だったからだ。個人的な話をすると、その年は友人が精神疾患を患っている最中だった。わたしはその友人を理解したくて、精神疾患発達障害について出来る限り知ろうとしていた。そんな中で観たものだから、上手く言葉にできないけど、興味深かったというか、当時のわたしに非常に刺さるテーマだったのだ。何より「普通じゃなくていい、普通の隣でいい」というメッセージはとても印象深く残っていた。今でこそ、一度だけ観た作品でもセリフや歌を覚えることができるという特殊能力(!)が身に付いているが、その能力がなかった当時でも『そうよ、next to normal それでいい』というフレーズが頭から離れず、TENTHで上演されるまでの約5年間、時折脳内でその音声が再生されるほどであった。

その5年の間でわたしは立派なミュオタに成長した。様々な作品を見るようになり、好きになった作品はサブスクで配信されている現地の音源を聴き漁るようになった。日々面白い作品が更新されていく中、n2nはずっと心に残り続けていた。他の作品同様n2nのアルバムが配信されていたので、暇があれば聞くようになった。

n2nへの思いが高まりはじめ、「わたし…この作品…かなり好きかも…」と思いはじめた頃、2018年、シアタークリエ10周年記念コンサート『TENTH』が開催された。その中でn2nがダイジェスト版として上演されることとなったのだ。ダイジェスト版ではあるものの、ミュージカルの知識を身に付けてから観たn2n。「好きかも…」という感情は「メチャクチャ好き」という感情に変わった。そしてそこに付随した感情が「この世のキャラクターの中で1番ヘンリーが好きかもしれん」である。たぶんTENTHのときにヘンリーやったのが推し俳優の1人である村井良大がやってたのはあるかもしれないが、ここでいくつかわたしが如何に再演決定前からヘンリーに狂っていたかをご紹介したい。

(当時のユーザー名はくぱちーでした)

(松下・村井のWじゃなかったのでギリギリ全ステは免れました)

 

極め付けはこれである。

 

初演キャストが散々言っているように、この作品は初演時、とても満員御礼とは言えない埋まり具合だった。埋まらない舞台に、再演の希望は薄い。二度と再演しないと思い、自分の頭の中で好きなキャストで勝手に再演させていた舞台の1番好きなキャラクターに、当時演じてほしいと思っていた人とまではいかないものの、その人のいるグループのメンバーが演じることになったのだから、ほんとに人生何が起こるか分からないものである。現実は小説よりナンタラ。わたしから皆さんに言いたいのは、信じていればいいことあるよということだ。

 

 

兎にも角にも、色んな作品の中でも1番に熱い思いを抱いているn2nが再演されることになり、歓喜のあまり持ちうる全てのSNSアカウントで大暴れした再演解禁の日から、3月25日、ついにその幕が開き、わたしの長年の夢が叶った。そして叶ったどころではなく、本日無事に東京公演千穐楽を迎えることができたのだ。

 

ここまで散々n2nという作品が好きであることは述べてきたが、一体何がそこまでわたしを突き動かすのか。次のセクションでは、1曲ずつAチーム・Nチームの演じ方について振り返つつ、自分自身の感情を整理する作業をしたい。果たしてこの記事を書き切ることができるのか甚だ疑問であるが善処したい所存である。

 

本当に再演してくれてありがとうございます。わたしという1人の人間が救われました。そしてわたしだけでなく、今までこの作品を知らなかった多くの人も、光を見出せるようになったと思います。再々演も‼️よろしくお願いいたします‼️‼️‼️

 

 

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初演プロと再演プロ